東京のどこに住むのが幸せか?

東京のどこに住むのが幸せか (セオリーブックス)

東京のどこに住むのが幸せか (セオリーブックス)

というそのものズバリの本があります。遅くとも8月には引越しを考えている私は、どこに住むのがよいのかしらん?と毎日首をかしげては悩んでいるところであります。
もちろん、今の早稲田という土地柄は大変気に入っているのですが、この話し声筒抜けなNo Privacyアパートメントは絶対に出る!と決意しております。どうせならもっと通勤時間を減らそうかしら?と思うと千葉県寄りになるのですが、かといって豊洲、月島、勝どきは家賃の点で無理っぽい。東西線沿線だと大手町にすぐに出られて、新幹線ベースの出張にはラクだわ。では羽田空港にアクセスがよいのは?と考え出すと品川近辺になるのかなぁ。あまり土地勘がないところだわ…。

私のぐるぐる思考に付き合わせても申し訳ないので、本の要約をいたしますと、マイホームを持つ(資産形成)という視点から考えると

1.かつて武家屋敷だった街
2.もともとは農村だったエリアで、戦前から開発されていた街
3.最低でも80年前後以上の歴史がある街
4.地域コミュニティが温存され、都市文明に多様性と歴史的な厚みがある街
5.古代から自然災害(水害や地震)の被害が起こりにくいエリアにある街
6.パワーエリートやアッパーミドルクラスにとって職住近接が成立している街
7.利便性だけでなく、教育環境、自然環境、医療環境などの都市の基本インフラが総合的に整備されている街

上記の条件が理想的であるようです。
麻布や広尾周辺はこの要素がすべて揃っていますが、敷居が高すぎると感じる庶民は「穴場」を狙うしかありません。この本では、「明るい下町」が暮らし安いと説いております。東急沿線。ダークホースとしては、中央線沿線。工場跡地に再開発の可能性があるようです。
街の将来性はファミリーマンションの賃料に現れるそうです。ニュータウンとして急成長している街は衰退も早いということなので、注意が必要です。
私の場合、購入を考えているわけではないので、そこそこ便利で家賃もまあまあなところならば、特にこだわりはないのですが。この本を読んで、あらためて職場に近い門前仲町大井町あたりを狙ってみようかという気になりました。


上記の話題とは離れますが、今年の夏休みはここ↓に行くことにしました。キャバレーじゃないよ(笑)

大英帝国が誇る名画を浴びるほど鑑賞してきたいと思っております。みやげ話に乞うご期待!