英国滞在記 Part.3 ロンドンの名所編



♪スリルと孤独を分かちあえたら〜 愛だけを抱きしめたい Summer Dream
まだ夏は終わっていないぜよ、というまりねこさんのご指摘にTubeなどを聞いてみたりしている私であります。
Part.2では主に公的な美術館が中心でしたが、今回はその他のロンドンの名所についてご紹介いたします。



シャーロック・ホームズ博物館
そんなにホームズファンではないのですが、「探偵」という職業に憧れる私としては、ホームズとワトソンという架空の人物が住んでいるおうちに遊びに行きました。所狭しと物が置いてありますが、インテリア好きな私はじっと見ていたくなりました。この部屋に写真撮影を手伝ったりしているおじさまがいらっしゃったのですが、友人曰く「その人がワトソンなんだよ。知らなかったの?」と。えっ、あのおっちゃんが!? まったく気づかず失礼。上方の階では、いくつかの作品から場面を選んで蝋人形で再現してありました。基本的に狭い空間なので、さくっと見てさっと帰る感じであります。


↑ワトソン君の机

↑ホームズ君の机


★Dickens House博物館
ここは何気に混雑しておりまして。Charles Dickensっていまだに人気のある作家なんだなぁと再認識いたしました。ちょっと前まで「大いなる遺産」のAudio Bookで英語を勉強していたんですよ。また飛行機の中で「クリスマス・キャロル」の原書に挑戦しましたが、語彙が豊富すぎて、分からない単語を辞書で調べるのが面倒くさく、適当に読み飛ばしてしまいました。


★セント・ポール大聖堂
教会ってステンドグラスが凝ってたり、飾ってある絵や彫刻が逸品であることが多いので、これまで観光コースの一環として行っていたんですけど、この大聖堂には石棺の上にほぼ等身大で死人が横たわる彫像があちこちにあり、単純ですが、死について真面目に考えさせられました。(教会側の策略に見事にハマってますね。)人間は死亡率100%なのだから、命に限りがあるのは仕方がないとして、人生をどう生きるかが問題です。死後も彫像に残される人と忘れられていく人の差などについても思いをめぐらし、もうちょっと真剣に生きよう、と改めて決意いたしました。その決意を忘れないようにするために、売店ロシア正教風イコンを購入いたしました。きれいなロザリオもありましたが、さすがに信者じゃないしね。螺旋階段を上りつめ、Stone Galleryから外の風景を楽しみました。


↑Cityの高層ビル群

↑テート・モダンとミレニアム・ブリッジ

↑グローブ座


★タワー・ブリッジ
展示も行っているのですが、とにかく急いでおり、さっさと渡って次のロンドン塔へ。かちどき橋の資料館に行っているから、いいかという判断。(笑)


★ロンドン塔
ウフフフ。12年前に来たときには気になりながらも見逃した、血塗られた歴史を持つロンドン塔。やっとゆっくり観光できるわ、個人旅行万歳!はりきってaudio guideも借りちゃうもんね、と日本語の表示を見たならば、合計2時間近くもあります。そんなにここにいなくちゃ、ならないの?? でも納得いたしました。とにかく広いんですよ。王冠などの王室の宝物コレクションが保管されている建物が一番混んでいて、肝心の部屋に入るまでにお疲れ状態。しかし、見る価値は絶対にあります。また、王たちの鎧や甲冑をおさめた展示室が別の棟にもあり、見どころがありすぎる場所です。高貴な囚人たちが幽閉されている塔などもいくつか見学しました。拷問部屋も。





↑拷問道具1

↑拷問道具2


ヘンデルハウス
偉人たちの家を見て回るのが好きな私は、あまり詳しくないのだけどBond Streetに音楽家ヘンデルのおうちもあると知って気軽に出かけてしまいました。すると、薄暗い一室ごとに見張りをしているおじいちゃん、おばあちゃんがとにかく私に何でも質問してね〜と目をらんらんと輝かせて、待ち構えているんですよね。部屋を念入りに見るようなフリをして時間を稼ぎ、必死に脳内英作文ですよ。ほかに客も少なく、ちょっと疲れる名所でありました。ですので、コスプレルームでオスカルのような服を着て鏡に映した写真を撮ったりして気を紛らわせておりました。(その写真は公開厳禁。笑。)


★ウエスト・ミンスター大聖堂
世界遺産で入場料の支払いはカードしか受け付けておりません。個々の礼拝堂に著名な王族のお墓があってなかなか興味深いです。詩人のコーナーではチョーサー、D.H. ロレンス、シェイクスピアなど馴染みのある名前もあって、他に知っている人がいないか、下ばかり見ていました。HollywoodのWalk of Fameでもあるまいし、偉人達の石碑を足で踏みつけることに抵抗があります。全体的にあまりにも観光地化されていて興ざめな部分もあり、私としてはセント・ポールの方が好きです。


チャーチル博物館&戦時内閣執務室
今回の思わぬ掘り出し物博物館がここです。中央官庁の地下に防空壕を兼ねて造られた臨時内閣執務室が質素で緊迫感漂う感じです。ここから対ドイツ戦の指令を出していたんですね。日本人の私がのほほんと見学していてよい場所だろうか?と別の意味でも緊張しておりました。以前からチャーチル元首相の言葉はかっこよく、高い関心を抱いておりましたが、英国人にもかなり人気のあるスポットであるようです。






★Secret Inteligence Service (SIS、MI6)
やはりロンドンといえば、パタリロのバンコランやマライヒJames Bondの勤務先は押さえておかないとね。テート・ブリテンテムズ川を挟んで斜め前に立つ建物です。緑のガラスがかっこいい!