新春寄席を楽しむ

美術鑑賞サークルのイベントで、新宿末廣亭に寄席を聴きに行ってまいりました。初体験だったのですが、行けばそれなりに楽しめます。新春の雰囲気を古典芸能で味わいたいと皆さんも思うのか、最初は立ち見が出るほどの賑わいで、2階席に通されたときには、やっと座れる〜とほっとしました。昼の部トリを務めた三遊亭円歌さんが、途中さらっと「人生で大事なことは2つだけ。明日誰に出会うのか。明日誰を愛すのか。」とおっしゃっていたのに感銘を受けました。
落語では有名人の悪口や批判を小気味よく言ってのけますよね。その後でさらに笑いをとるために「ご親戚の方はいらっしゃいませんよね?」と言うのですが、ふと笑いの場においてのメジャーとマイナーについてしばし考えてしまいました。「最大多数の最大幸福」方式を採用しているのでしょう、多くの人が面白いと思うことは、はっきりと言い切り、ネタにされた人間の関係者であるというような事情で、その話を笑えない人のことはバサッと切り捨てているわけです。人を傷つける可能性がある「残酷な笑い」というか。TVでのお笑いに慣れているせいか、少し驚いてしまいました。別の手段で十分笑いは追求できると思うのですけれど…?
その後は喫茶店で、サークルの皆さんと楽しく美術に関する情報交換などいたしました。私がしていたDisney Coutureのペンダントは白雪姫のリンゴのモチーフで「Fairest of them all」との文字があるのですが、私は「fair」を単純に「公正な」という意味に捉えていたのです。しかし、賢いねこななさんに「この世で一番美しいのはだ〜れ?」というあのセリフからきているのではないかとのご指摘を受け、は、恥ずかしい…私ってば「一番の美人」と書かれたペンダントを堂々としていたなんて!と内心とても恐縮。あーでもこれお気に入りアクセサリーなのです、決して奢っているわけではないので、身につけていてもツッこまないで見逃してくださいませ☆