菌類のふしき展〜最近の科学展示のあり方について〜

あれだけ「展覧会は最終日に行くものではない!」と猛省したはずなのに、気づけばまた最終日。というわけで、子供達でごった返している国立科学博物館に行って参りました。入り口のところから、1分待とうとも1 cmも進まない行列に嫌気がさして、皆さんの後ろから適当に頭を出して見る、いつものてきとう見物スタイルに戻すことにいたしました。会場はもやしもんのキャラクターで装飾され、ミュージアムグッズもコラボ製品が多数。「科学」的な説明だけでは対象を身近に感じられないのか、「科学」と「アート」の融合も積極的に行われておりました。(きのこの細密画の展示ですとか。)きのこのかさってランプシェイドっぽい形でもありますから、芸術家に何らかのインスピレーションを与えることができるかもしれません。さらに言えば、きのこに限らず、人智を超える自然の造形の美をもっと芸術作品に取り込んでもいいのではないかと思いました。アーティストは図鑑をネタ帳として見るべし。(とエラそうに書いてみました。)