大和撫子、はじめて本物のヤンキーと遭遇する

死のうかなと思いながらシーボルトの結婚式の写真みている

泥のように疲れると、上の穂村弘の短歌になんとも共感したくなる1週間でした。
これまでの仕事では、アメリカから来日するビジネスパーソンやサイエンティストの皆さんは恵まれた社会的地位の方が多いせいか、親切で他人に対して理解や思いやりがあり、上品で控えめなことがほとんどでした。しかし、先週一緒に客先に出向いたエンジニアは、我々に対して無礼な振る舞いをすることはなかったものの、質問があって同僚に国際電話をかけるときには、F-word(fuckingなんちゃらとか)連発で耳をふさぎたくなるようなガラの悪さ。しかも、怪我をして大学病院に行く羽目になったり(おまけに医師の指示に従わないために診療に余計な時間がかかる)、なかなか作業が進まずに深夜2時まで残業したりで大変でした。結局はコミュニケーション不足で彼の指示通りにこちらが作業できなかったのが長引く原因だったようですが、それにしても機械不調の原因を突きとめるプロセスがなっておらず、彼の技術者としての腕を疑いましたね。私はあまり機械関係は詳しくないのですが、彼の話す英語がめちゃくちゃ速いために、他の同僚にはほとんど理解不能で、困ったときの通訳として仕方なくその場にいたという次第です。(そういう私も決して完璧ではないのですが。Listeningはまぁまぁ得意で、覚悟したときにはたどたどしくとも話せるというレベルでしょうか。今回のために洋書を3冊ぐらい読みましたし。)機械が思い通りに動かないと、彼はモノにあたる癖があるらしく、椅子を蹴ったり、PCのマウスをがんがん机に打ちつけたり(おいおい、それお客さんのだよ!)、独り言で叫んだり…でこちらも「こいつに任せて本当に大丈夫なのか!?」とドン引きしてました。一番困ったのは、お客さんにあらかじめ了承を得る必要があるので、「今日は何時に終わるつもり?」と質問するのですが、答えがいつも「I don't know.」なのです。冗談なのか、余裕がなくてぶっきらぼうに返答しているのか不明なのですよね。一度、客先の留学生の方が英語で質問したときにも同様の答えで、彼女はあきれていました。仕事から離れているときは話も面白いし、いいヤツなんですけど、また来日されてはかないません。(←しかし、本人は来る気満々なんですよね、これが。)上長にはしっかり報告させていただきます。
私は「君って100%日本人なの?」と聞かれました。背が高いからだそうです。その他、「結婚してないようだけど、友達はいるんだよね?」とかなんとか。そんなこと言ってる間にさっさと仕事してください!