ねぶた祭りでラッセラー、ラッセラー!(旅行1日目)
試験が終わったら、何もかも忘れて旅に出たかった私は、あらかじめ東北の祭りを鑑賞するツアーに申し込みをしていたのだった。まだ、一度も見たことのない有名な祭りの数々。
しかし、青森まで680キロメートル。この道のりをバスで行くのは普段オフィスでずっとデスクワークをしているより辛いですよ。最近、信州に出張の多かった私はめちゃめちゃ揺れてうっかり本を読んだりすると、酔ってしまう「スーパーあずさ」よりは、ずっと安定しているバスの車中で、読書に耽るのであった。
芭蕉 おくのほそ道―付・曾良旅日記、奥細道菅菰抄 (岩波文庫)
- 作者: 松尾芭蕉,萩原恭男
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1979/01/01
- メディア: 文庫
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月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
へぇー、この文章って「おくのほそ道」の冒頭部だったんだ。とようやく気づく私の無教養ぶりはさておき。
芭蕉先生が何かと感じやすい心の持ち主だということは分かるが、旅日記自体はさほど名文調ではない。しかし、俳句は有名なものが多数ありましたよ。
夏草や兵どもが夢の跡
どうも暑い時には涼しいところに行きたくなってしまうもので、そういう意味では「青森」は避暑におすすめ。青森市はまるで夏じゃないみたいに、空気がひんやりとして静かな気品を湛えた街だ。
だが祭りの時間が近づくと共に、商店街は活気づいてくる。列の先頭では青森市長がTVのインタビューに答えている。「右足けんけん、左足けんけん」のラッセラーのステップの練習もしていた。ちなみに皆さんの想像どおりの山車というと次の写真のようでしょうか?
どれも勇ましい限りですが、私は以下に男性らしさを感じました。
それでは、最後に動画でしめることにいたします。祭りの臨場感を味わってください!