たまには宇宙に思いを馳せるのもよいかもしれない

いきなり表題とは異なる書き出しで恐縮ですが、本日はリョウコン=料理合コン帰りで満腹感に包まれながら、このブログを書いております。作った料理は上海焼きそば、餃子、卵とトマトのスープ、ヨーグルトのフルーツ添えでした。お察しのとおり、大して手間のかかるメニューではなく、その分、余裕でお話しをしながら料理が出来て、なかなか楽しいイベントでした。もっと詳細を聞きたい婚活中の方は個人的に連絡、あるいはコメントくだされば、追加説明いたします。(笑)
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えーと、そう、宇宙の話でしたね。最近、アカデミーヒルズにはあまり出かけていない私ですが、6月に「六本木天文クラブ」が出来たのは気にかかっておりました。自分が顔を出すコミュニティでは、IT系以外に理系の人々を見かけたことが少ないので、サークルを作れるほど天文ファンの方がいらっしゃるのか?というのが疑問でした。

六本木天文クラブHP  
8月22日の演題は「まだ見ぬ第2、第3の「地球」たちを求めて」というもので、国立天文台のかっこいい研究者の方が講義をして下さいました。Jodie Foster主演の「コンタクト」という映画で、地球外生命を探索する研究をしているのが印象的でしたが、日本にもそのようなプロジェクトがあるのは知りませんでした。正確には地球外生命というより、「太陽系外惑星」探査らしいですけど。(その方が控えめな表現ですよね。)小学生の頃、天体望遠鏡で月や何かの惑星を見た記憶があり、知ったかぶりでやたら友人とブラックホールについて話題にしてみたりして、宇宙には大変興味があったのですが、だんだんとお金のにおいのする医学研究のほうに進んでいってしまいました。ですので、久しぶりに宇宙という、広大な規模のお話を聞いて、とても清々しい気分になりました。もともと、人間中心の世界観に凝り固まりたくないと思って、理系に進んだ面もありますが、これまで純粋な「知的好奇心」が自分のモチベーションの最たるものだったかというと、疑問が残りますね。講演者の研究動機である「知的好奇心の追求」「新たな発見による宇宙観、世界観の変化の人々への還元」を聞いて、いたく感心いたしました。ちなみにこの方は立派な志にふさわしく、大きな発見をされたので、そのうちプレスリリースがなされるようです。
19時からは観望会で木星とベガを観測しました。木星は縞模様が見え、イオやエウロパなどの衛星もきれいに一直線に並んでいて、おーこれが!とは思ったのですが、明るい小さな点にしか見えない衛星に不満が…。だって、私はいつもミクロンの世界の細胞を顕微鏡で拡大して見ているんですよ、もっと詳細な構造を見たいんだ〜、細胞の方が多様な形態をとっているからかわいい!見て楽しい!と思ってしまいました。昨日はヒルズのスカイデッキからは花火が鑑賞できたのですが、そのことで近くの女性に話しかけてからというもの、すっかり意気投合し、これからいろんな天文イベントの紹介をしていただくことになりました。彼女とはその後、シティビューでも偶然に再会し、一緒に話題のアクアリウムを見物したり、夕食を食べたりしました。サイエンスカフェを主催してしまうような活発な方で、お知り合いになれてよかったです。

お得情報:
天体観測に興味がある方は三鷹にある国立天文台の観望会に参加してみてはいかがでしょうか?

定例観望会のお知らせ

私は10月の施設の特別公開に出かけてみようかと考えているところです。

講演中に紹介された「Mitaka」と呼ばれる4次元デジタル宇宙ビューワーソフトも大変興味深く、是非とも皆様にもいじって遊んでみていただきたく思います。
宇宙ビューワーソフト「Mitaka」

それではまた、時の輪の接するところでお会いしましょう。(気分はメーテル。)