能力の限界について
私は幸か不幸か、あまり卑屈な人間ではないので、「どうせ私なんて…」というセリフを言ったことがほとんどない。知人の中には上記のセリフを口癖のように言う人がいるけど、甘えにしか聞こえないし、そんなことを言ってるヒマがあったら、何か技を磨いた方がよっぽど私の美学には合う。
そんな私がとても尊敬している前部長が海外に赴任されることになり、先日壮行会が開催された。この方はとても頭の回転が速く、物事の瞬時の把握力、判断力がすごい。おまけに記憶力もよく、担当者自身があやふやになっていることも、細部までズバッと指摘してくる。それだけに上司だったときには、毎日緊張した日々を送っていたが、それでいて人格的にも優れた方だったので、いつも畏敬のまなざしで見つめていたものである。その部長が、今度は米国でチャレンジングな仕事に取り組むということで、挨拶として述べていらっしゃったのが次のこと。「皆さんに言いたいのは、自分の能力をここまで、というように限定しないこと。僕が任された仕事もはっきり言ってこれからどうなるか分かりません。でもやる前から、失敗するのが嫌だからできないと断ってしまいたくない。全力で取り組んでみて、それでもできなかったら、ごめんなさいと最後に謝ればいい話なんだよ。」と。結局、部長はこのスタイルでずっと仕事をしてきて、達成出来なかったことはないのではないかと思った。心意気がかっこよすぎる。
先日、ヒルズの読書会である知的な女性が、次の本を紹介していらっしゃった。
- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2008/11/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私がノルマとして挙げるならば、1ヶ月に最低100冊は読むべきです。
(途中略)たいした数ではありません。1日に3,4冊読めば、クリアできる数字です。
読めないだろ、フツー。フォトリーディングを身につければ可能なんだろうか?思考の抽象度を上げるのに効果的だよ、IQも上がるよということらしいんだけど。久々に極論を聞いた気がしたが、これも「できない」と思うのは自らの能力を限定していることになるのだろうか?
ということで、ただいま多読中。(今のところ一日1.5冊がやっとであるが。)